ハゼノキ Toxicodendron succedanea

2025.5.24 更新

ハゼノキ

分類
ウルシ科 ウルシ属
植生環境
里 山地
開花時期
5月  
地域
関東南部以西
特記
 -
特徴
高さ7-10mになる落葉高木。雌雄別株。樹液に触れるとカブレる。
樹皮は灰褐色、小さな皮目がある。老木は縦の裂け目ができます。本年枝は無毛で皮目が多い。
葉は4-8対の小葉からなる奇数羽状複葉、小葉は長さ5-12cmの広披針形~狭楕円形、先端は長く尖り全縁、裏面は白っぽく、無毛。
花は葉腋から出る円錐花序に多数付き、花弁は5個で反り返る。雄花の雄しべは5。果実は9-13mmの扁球形、無毛、淡褐色に熟す。
備考
エングラー : ウルシ科
類似種
ヤマウルシ : 葉裏脈上や葉軸に毛がある。果実にも毛がある。
撮影地
2018.5 千葉県館山市

ハゼノキ

雄株。葉が枝先に集まり、その腋から円錐花序を伸ばす。 (2025.5 千葉市)

ハゼノキ

雄花。花弁は5個で反り返る。雄しべも5個、花柱も形だけの小さなものが見られた。 (2018.5 千葉県館山市)

ハゼノキ

葉は4-8対の小葉からなる奇数羽状複葉。小葉は広披針形~狭楕円形、長さ5-12cm。 (2018.5 千葉県館山市)


ハゼノキ

葉裏は粉白色、葉脈を含めて無毛。葉軸もほぼ無毛。 (2018.5 千葉県館山市)


ハゼノキ

果実は扁球形で無毛、径9-13mm。かつてはこの果実でローソクを作ったそうだ。 (2018.5 千葉県館山市)


ハゼノキ

樹皮は灰褐色から暗赤色で、小さな皮目がある。 (2025.5 千葉市)