トウグミ Elaeagnus multiflora var. hortensis

2025.5.31 更新

トウグミ

分類
グミ科 グミ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 草地
地域
近畿・中部以北の日本海側
特記
 -
特徴
丈が4mほどの落葉低木。雄性両全性同株。
本年枝には褐色のうろこ状毛が密生します。葉は3-8cmの楕円形~長楕円形で、はじめ葉表に星状毛がありますが、脱落し無毛になります。葉裏は銀色のうろこ状毛に褐色のうろこ状毛が混じります。
花は葉腋に1個、両性花または雄花のいずれかが付き、いずれも萼筒10-12mm、雄しべは短い。両性花は子房の上部がくびれ、花柄が17-22mmと長い。果実は1.5-2cmの楕円形。
備考
エングラー : グミ科
類似種
ナツグミ : 葉表の毛ははじめうろこ状毛があるが、本種同様、早期な無毛になる。
ダイオウグミ : 果実が大きい。本種の園芸改良種。
撮影地
2018.4 長野県小諸市

トウグミ

日本海側では基準種のナツグミに代わり、本種になる。葉表の星状毛は早期に脱落する。 (2025.5 新潟県津南町)

トウグミ

花は葉腋に1つ。外面にはうろこ状毛が密生、褐色のうろこ状毛も少し見られた。雄しべは短い。両性花では子房の上部がくびれる。 (2018.4 長野県小諸市)

トウグミトウグミ

葉は楕円形~長楕円形、
左 : 葉表は始め星状毛がありますが、すぐに脱落して無毛になります。写真でき縁に僅かに残っている。
右 : 葉裏は銀色うろこ状毛に褐色のうろこ状毛が混じっています。 (2025.5 新潟県津南町)