ダンコウバイ

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クスノキ科 Lauraceae
2-6mの落葉小高木。
2年枝は灰褐色で皮目が多い。葉は互生し、5-15cmの広卵形で、上部で多くは3裂で先は鈍頭、縁は全縁、基部は切形~ハート形。葉裏は白っぽい。
花は葉が展開する前に咲き出します。花序は散形状で無柄。花は花被片6で、雄花では3.5mm、雌花では2.5mm。
よく似たアプラチャンは花序に柄があり、新枝にも皮目があります。

 

2019.4.15 更新
  • 全体
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  • 花4
  • 花5
  • 葉2

ダンコウバイ-全体

花は葉の展開に先んじて開花します。
(2011.4 山梨県三ツ峠山)

ダンコウバイ-全体2

(2012.4 長野県茅野市)


ダンコウバイ-全体3

(2018.3 東京都高尾山)


ダンコウバイ-全体4

花序の柄の有無は、蕾の時のほうがわかりやすい。
(2011.4 長野県茅野市)

ダンコウバイ-花

(2018.3 東京都高尾山)


ダンコウバイ-花

花序に柄がありません。
(2018.4 長野県小諸市)

ダンコウバイ-花3

雄花。雄しべは9個、うち内側3つの基部に腺体があります。
(2019.4 長野県松本市)

ダンコウバイ-花4

雌花。花は雄花より小さい。中央に雌しべが見られます。
雄しべもありますが、花粉は付かない。(2019.4 長野県松本市)

ダンコウバイ-花5

花柄には毛が見られます。
(2018.3 東京都高尾山)

ダンコウバイ-葉

葉は花後に展開し、広卵形で、ふつう、上部が3裂します。
(2018.4 茨城県大子町)

ダンコウバイ-葉2

新葉では全面に絹毛が見られましたが、脈上の毛はそのまま残ります。
(2018.4 茨城県大子町)

ダンコウバイ-幹

(2018.3 東京都高尾山)