オオバクロモジ Lindera umbellata var. membranacea

2025.6.3 更新

オオバクロモジ

分類
クスノキ科 クロモジ属
植生環境
山地
開花時期
3-4月 草地
地域
渡島地方以南の日本海側
特記
 -
特徴
クロモジの変種で、葉が大きく、長さ13cmほどになるもの。
葉は長さ13cmと大きく、倒卵状長楕円形で鈍頭、葉裏脈上に淡黄色の軟毛が見られます。
花はクロモジと変わらず、葉の展開と同時に咲き出し、黄緑色、花被は6個。雄花は雌花より少し大きく、雄しべは9、葯は各2、雌花も雄しべは9あるが、花粉は付かない。果実は5mmの球形で、9-10月に赤褐色~黒褐色に熟します。
備考
エングラー : クスノキ科
類似種
クロモジ : 葉は5-10cmの倒卵状長楕円形。成葉は無毛。
撮影地
2018.4 新潟県南魚沼市  他

オオバクロモジ

花の時期は基準種のクロモジと区別できないのではと思った。 (2018.4 新潟県南魚沼市)


オオバクロモジ

雌花序。クロモジ同様、花序は有柄で軟毛が見られる。雄しべは9あるが、花粉は付かない。 (2018.4 新潟県南魚沼市)


オオバクロモジ

雄花序。雌花より少し大きく、雄しべは3列に並び、各3個で計9個、、葯は各2。 (2025.5 群馬県みなかみ町)


オオバクロモジ

花期終了間近のもの。葉は明らかにクロモジより大きく、長さ13cmほどになる。 (2025.5 新潟県魚沼市)