タブノキ Machilus thunbergii 

2024.6.13 更新

タブノキ

分類
クスノキ科 タブノキ属
植生環境
海岸 里
開花時期
4-5月  
地域
青森以南
特記
 -
特徴
常緑高木。樹皮はなめらかですが、古木になると細かな割れ目が見られます。葉は枝先に集まって付き、倒卵状長楕円形、先は尖り基部はくさび形、全縁、厚みと光沢があります。新葉は赤みを帯びる。
花は新葉と一緒にになった混芽から出て、円錐花序に付き、花被は6深裂、片は5-7mmで内側の3個が少し大きい。雄しべは9、仮雄しべは3。果実は1cmの扁球形で柔らかい。
備考
エングラー : クスノキ科
類似種
 
撮影地
2007.5 千葉市  他

タブノキ

中部以北では海岸に多いようですが、関東平野部内陸部でも見られます。花は円錐花序に多数付く。 (2019.5 千葉市)


タブノキ

花は両性花。花被片は6で外側の3つが少し小さい。雄しべは9で2列に並び、外側6・内側3、内側には仮雄しべ3もあり、その基部に腺体が2つずつ付く。葯はそれぞれ4つ。 (2019.5 千葉市)


タブノキ

葉は倒卵状長楕円形、革質で厚みと光沢があります。枝先に付いているのは新葉と花序を含んだ混芽。 (2018.4 千葉市)


タブノキ

果実は径1cmの扁球形で7-8月に黒紫色に熟す。写真はまだ若い状態。 (2024.6 千葉市)