ヤマコウバシ Lindera glauca

2024.4.14 更新

ヤマコウバシ

分類
クスノキ科 クロモジ属
植生環境
里 山地
開花時期
4月  
地域
関東以西
特記
 -
特徴
雌雄別株ながら雌株しかなく、雌株だけで結実します。
高さ3-5mの落葉低木。樹皮は茶褐色で小さな皮目があり、始め曲がった短い毛があります。
葉は5-10cmの長楕円形~楕円形、先は鈍頭、基部は広いくさび形。葉は枯れても落ちず、春まで残ります。
花は雌花しかなく、前年の葉腋に数個付き、花被片は6個ありますが1.5mmほどしかない。子房と花柱は花被から突き出す。花柄には絹毛が密にある。
備考
エングラー : クスノキ科
類似種
 
撮影地
2024.4 千葉県四街道市

ヤマコウバシ

花は総苞が開き花柄が伸びる前に開花し、ほどなく子房が膨らみ出していた。花被片は小さく淡緑色でとても地味。葉はまだほとんど開いていない。 (2023.4 千葉市)


ヤマコウバシ

雌花序。花被片は小さく黄緑色。子房と花柱が花被から少し飛び出ています。子房のまわりに黄色い腺体が6個ある。雄株は日本には存在しないそうです。 (2023.4 千葉市)


ヤマコウバシ

花柄が伸びきる頃、或いはその前に子房が膨らみだし、花被片は子房に張り付くような感じになっていた。花序にはほとんど柄はないようでした。花柄には絹毛が密生。 葉もこの頃ようやく展開。 (2018.4 千葉市)


ヤマコウバシ

果実は径7-8mmの球形で黒く熟す。 (2022.10 千葉市)


ヤマコウバシ

葉は長楕円形~楕円形。写真は展開してまもないもの。


ヤマコウバシ

冬、葉は枯れても落葉しない。 (2019.2 千葉市)