アキニレ Ulmus parvifolia

2025.5.15 更新

アキニレ

分類
ニレ科 ニレ属
植生環境
里 山地
開花時期
9月 荒れ地 川岸 水辺
地域
関東以西
特記
 -
特徴
高さ20mほどになる落葉高木。樹皮は一部が剥がれてまだら模様になる。若い枝には褐色の小さな皮目がある。葉は革質で光沢があり、2.5-5cmの長楕円形、鈍頭、基部は広いくさび形で左右不揃い、鋸歯は鋭い。
花は両性花で、当年枝の葉腋に4-6つ束生し、花被は基部まで深裂し、片は4、長さ2.5mm、雄しべも4。果実は広い翼があり広楕円形で長さ5mm、10-11月に熟す。
備考
エングラー :  ニレ科
類似種
ハルニレ : 花は春咲き、葉は~15cmと大きく、樹皮は縦に深い割れ目が入る。
撮影地
2023.11 千葉市

アキニレ

遊水池の周囲の土手で大小多数見られた。ハルニレに比して葉が小さい。 (2023.11 千葉市)

アキニレ

果実は広い翼があり、長さ5mmの偏平な広楕円形、短い果柄が見られた。10-11月に熟す。 (2023.11 千葉市)

アキニレ

葉は革質、光沢があり、2.5-5cmの長楕円形、鋭い鋸歯があり、側脈は8-14対、基部は左右非対称。 (2023.11 千葉市)

アキニレ

樹皮は一部が剥がれてまだらになる。 (2025.5 千葉市)

(虫こぶ) アキニレハフクロフシ

アキニレ

アキニレヨスジワタムシによる仕業。高さは10-15mmくらいになる。ケヤキやハルニレにも似たよあなものが出来る。 (2025.5 千葉市)