ナナカマド Sorbus commixta var. commixta


ナナカマド

分類
バラ科 ナナカマド属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-7月  
地域
全国
特記
 -
特徴
低山でも見られるナナカマド。
丈が6-10mの落葉高木。葉は9-15小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は披針形~長楕円形、ふつう、先は長く尖り、基部は円形で左右不揃い、ほぼ全周に鋸歯があり、時に重鋸歯が混じります。葉裏は淡色。
花は複散房状に多数付き、径7-11mm、果序は下垂し、果実は5-6mmで、ウラジロナナカマドやタカネナナカマドより小さい。
備考
エングラー : バラ科
類似種
サビバナナカマド : 小葉裏に褐色の長軟毛が密にある。
ウラジロナナカマド : 小葉裏がより白く、鋸歯が上半分しかなく、多くは小葉先が鈍頭。果序は上向き、果実は8-13mm。
タカネナナカマド : 花数が少なく、花はやや赤みがあり、小葉も少なく、卵状長楕円形、果実は楕円形で12-20mm。
撮影地
2018.6 長野県立科町  他

ナナカマド

花序は大きく、複散房花序に多数付く。 (2018.6 長野県立科町)


ナナカマド

花は7-11mm、花柱は2-4個。 (2018.6 山形県遊佐町)


ナナカマド

小葉は6-7対あり、全周に鋸歯が見られます。 (2018.5 栃木県日光市)


ナナカマド

2000m超の森林限界付近でも見られます。果序は下垂します。 (2009.10 北ア・穂高岳)


ナナカマド

果実は球形。