マルバノサワトウガラシ

top
 オオバコ科 Plantaginaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
丈は5-15cm、葉は4-10mmの卵円形で先は尖り基部は茎を抱きます。葉裏には腺毛が見られ、茎にも腺毛が散生します。
花は葉腋から10-20mmほどの柄を伸ばして付き、花冠長さ4mm、上唇は裂けず、下唇は3裂で中央裂片は更に2裂します。果実は卵形で2mm。

 

2020.9.1 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 全体5
  • 全体6
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 花5
  • 実2
  • 葉2
  • 茎2
  • (異形)
  • 同2
  • 同・葉

マルバノサワトウガラシ-全体

マルバという割に上部の葉はあまり丸くはありませんが、
下部に行くに従って丸くなります。(2020.8 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-全体2

(2020.8 千葉県四街道市)


マルバノサワトウガラシ-全体3

北総地域で今回新たに見つけた新産地のもの。数千株あると思われ、
千葉県博にも報告、写真で確認してもらった。(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-全体4

開花は6月下旬頃から始まっていたと思われ、すでに開放花の果実が見られました。
近くにはアブノメも・・・。(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-全体5

すべての株は基部が水深5cmほどの綺麗な水に浸かっていた。分枝しないと聞きましたが、時に下部の葉腋で分枝していました。(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-全体6

想像していたより個体数は遙かに多く、さながら本種のお花畑になっていた。
手前はキクモ。(2020.8 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花

花は葉腋から伸びる長い柄に1つ付きます。茎や葉裏、花柄、萼に腺毛が・・。写真は咲き始めの頃で、花は小型で花色は薄いものがほとんどでした。(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花2

8月に入ると、花も立派で色も濃くなっていた。個体差とは思えないので、
成長や日照の影響かもしれない。(2020.8 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花3

花は長さ4mm・・・ですが、ここでは3-5mmとバラついていた。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花4

下唇中央裂片は縁を除いて白っぽいようでした。
(2020.8 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花5

喉部に毛が見られました。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-実

果実は卵球形で長さ3mm。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバマサワトウガラシ-実2

果実は4室あるようです。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-葉

脈はやはり明瞭には見えませんでしたが、なんとか3本写りました。
外側に更に各1本あるようにも見えます。(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-葉2

マクロで撮影しても同じような感じ。でも、なんとか5本まではわかる。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-花2

茎や葉裏には腺毛が散生していました。葉は1cm弱ほどなので、腺毛は長さが
1mm以上ありそう。右上に伸びるのは花柄。(2015.8 茨城県 旧・伊奈町)

マルバノサワトウガラシ-茎2

水面下で分枝していたもの。水上に出して撮影。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-異形

葉が上部で3輪生になるもの。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-異形2

矢印より上が3輪生、下は対生。右2株は正常。
(2020.7 千葉県四街道市)

マルバノサワトウガラシ-異形

3輪生する葉。大きさ、形がバラバラ。
(2020.7 千葉県四街道市)