ミヤマカタバミ Oxalis griffithii var. griffithii
(品種) ベニバナミヤマカタバミ


ミヤマカタバミ

分類
カタバミ科 カタバミ属
植生環境
山地
開花時期
3-4月 林内
地域
東北~四国中国
特記
 -
特徴
3小葉からなる葉は根茎の先に束生し、小葉は倒心形で幅2.5-4cm、角は鈍角で裏面と葉柄、花茎に密に毛が見られます。
花は花茎に1つずつ付き、径3-4cm。果実は楕円形。
花がピンク色のものはベニバナミヤマカタバミと呼ばれます。
異説
近年、本種にヒョウノセンカタバミを加えてO.nipponica ssp. nipponica とする節がある。(APG70(3):159-172 (2020))
備考
エングラー : カタバミ科
近似種
カントウミヤマカタバミ : 葉裏や萼の毛が少ない。果実は6-12mmと小型。
コミヤマカタバミ : 小葉の角が丸く、花がやや小さい。
オオヤマカタバミ : 小葉が倒三角状で角張り、果実は円柱状で下を向かない。
撮影地
2017.6 群馬県みなかみ町  他

ミヤマカタバミ

葉がコミヤマカタバミより角張るのが特徴。但しオオヤマカタバミほどではない。 (2014.4 新潟県加茂市)


ミヤマカタバミ

花は径3-4cm、柄や萼に毛が見られます。 (2017.6 新潟県加茂市)


ミヤマカタバミ

小葉の角は多少丸いですが、コミヤマカタバミのように、全体がハート型の ようには見えません。先端は少しへこんでいます。葉裏は毛が密生しています。 (2015.5 新潟県十日町市)


(品種) ベニバナミヤマカタバミ f. rubriflora

ベニバナミヤマカタバミ

花弁全体がピンク色に染まるものは ベニバナミヤマカタバミ(f. rubriflora)と呼ばれます。 (2011.6 福島県尾瀬)