ハクバブシ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
タカネトリカブトの亜種で花柄に毛のないトリカブトの1つ。
丈は1m前後、中部の葉は幅10-14cm、3深裂し側裂片は2中裂、最終裂片は線状被針形~卵状被針形で葉の両面と柄に屈毛があります。
花は散房状に付き、3.5-4cmとやや小型、上萼片は僧帽形、ふつう、雄しべ、雌しべ共に毛が見られますが、萼の外側、花柄は無毛。
群馬県に多い同じ花柄が無毛のサンヨウブシ(ジョウシュウトリカブトの型を含む)、は葉の裂け方が浅く、5-7裂、雄しべも無毛。ナンタイブシは葉が全裂に近く3深裂、タカネトリカブトは茎にも屈毛が見られます。
なお、白馬岳周辺では最近、本種は見つかっていない。

 

2016.1.15 更新
  • 全体
  • 全体2
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  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3

ハクバブシ-全体

群馬県北部から西部にかけてはトリカブト銀座とでも言いたくなる地域。
本種は学名どおり、茎が zigzag ジクザクに曲がる。(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-全体2

稜線の低木林の林縁から草地にかけてまとまって咲いていました。
(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-全体

谷川連峰の別の場所のもの。交雑と思われるものの中に少数ありました。
(2008.9 群馬県谷川岳)

ハクバブシ-花

花は上から咲くようです。
(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-花

雄しべに毛があり、開口部の萼片内側にも毛が多く見られます。
(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-花2

花柄や萼の外側には毛がなくて艶やかです。
(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-実
雌しべには「褐色の屈毛」があると言われますが、若い果実では確認出来ませんでした。
残存花柱の色が他種と少し違うので、
もう少しきちんと観察すればよかったのかもしれない。(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-葉

中部の葉は3深裂し、側裂片は更に2裂。最終裂片は線状被針形~卵状被針形。
(2008.9 谷川連峰)

ハクバブシ-葉2

上部の葉。茎は無毛。
(2015.8 群馬県谷川連峰)

ハクバブシ-葉3

両面の脈上と葉柄に屈毛があります。縁毛も見られました。
(2015.8 群馬県谷川連峰)