(雑) センウズモドキxツクバトリカブト<参考>

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
葉の形など、よく似た2種の交雑。花柄に開出毛、腺毛もありますが、屈毛が多く見られます。葉は3全裂し側裂片は更に2裂します。
交雑種なので、他の形態もあるかもしれません。

 

2013.10.10 作成
  • 全体
  • 私見

センウズ-ツクバ交雑-全体

草丈など全体から受ける印象はツクバトリカブトに近く、
開出毛がなければ気づけませんでした。(2013.10 青森県階上町)

センウズ-ツクバ交雑-花2

よく見ると、数が多いのは屈毛。それに開出毛と腺毛が混ざっていました。
遠目に見ると屈毛で白っぽい。(2013.10 青森県階上町)

センウズ-ツクバ交雑-葉

葉が3全裂し側裂片は更に基部付近まで深裂、更に裂けていて、
ツクバトリカブトの印象でした。(2013.10 青森県階上町)

 

この自生地の10数km北方にある青森県南部地域には、センウズモドキとオクトリカブトの交雑自生地があります。

群馬県の西南部地域には、センウズモドキとヤマトリカブトの交雑種であるイヌハコネトリカブトの自生地があります。

センウズモドキは花柄の毛が開出毛のもので唯一、里の近くまであるトリカブトなので、里の近くに多い屈毛系のトリカブトと交雑しやすいのかもしれません。
また、無毛系のトリカブトは交雑しても花柄の毛ではわかりにくいために、気づかないだけで、実際には様々な組み合わせの交雑があるのではとも思いました。