ミヤマトリカブト 
Aconitum nipponicum subsp. nipponicum var. nipponicum
(型) オチクラブシ

2024.9.16 更新

ミヤマキンポウゲ

分類
キンボウゲ科 トリカブト属
植生環境
高山 亜高山 山地
開花時期
8-9月 草地 山地帯では林内 林縁
地域
月山~北ア~白山
特記
 -
特徴
北アルプスなどで最もよく見られる花柄が屈毛のトリカブト。
丈は高山帯草原では1m前後、山地帯では1.5-2m、葉は6-13cmで3中~深裂し、側裂片は更に浅裂し、裂片は粗く浅く切れ込みます。
花は全体として散房状に付き、上顎片の嘴は長く伸びます。雄しべ、雌しべともにふつうは無毛、萼の外側には屈毛が見られ、花柄にも屈毛が密生します。
山地帯にあって茎の先が垂れるものはオチクラブシと呼ぶが分けない。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ミョウコウトリカブト : 雌しべに毛が見られる。頚城、群馬北部にある。
ハクバブシ : 花柄の毛は無毛。志賀高原~谷川連峰にある。白馬岳周辺にはない。
撮影地
2013.8 長野県雨飾山  他

ミヤマトリカブト

亜高山帯草原で見られたもの。直立して1mくらい、直立してほとんど分枝しないか、上部で短く分枝するくらい。 (2013.8 長野県雨飾山)

ミヤマトリカブト

上萼片は大きく、僧帽状。 (2009.8 北ア・白馬岳)

ミヤマトリカブト


ミヤマトリカブト


(型) オチクラブシ (A. otikurense = synonym)

オチクラブシ