ワニグチソウ

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ユリ科 Liliaceae
クサスギカズラ科 Asparagaceae
丈は20-40cm、茎の上部に稜があります。葉は中間部より上に付き、倒卵状楕円形で5-10cm、他のアマドコロの仲間やホウチャクソウの仲間より幅が広い。葉裏はやや白い。
花は下から数枚目の葉腋から柄を垂らし、屋根状に付く2枚の苞の下に2つの花を付けます。苞は卵形で15-20mm、花の筒部は花被は合着して25mm、基部より先のほうが太く、先端は裂けて反曲します。花被の合着部と裂片は緑色で他は白い。
(雑)タオカワニグチソウは全体がやや大きく、花が複数の葉腋に付き、花は本種と同じですが、苞が屋根状にならず平開し被針形、葉も細く被針形、等々、全体の姿はナルコユリに似る。他に交雑種が2つ確認されています。
その他、イレギュラーな変化がいろいろあり、形状が変化しやすい種のようです。

 

2018.5.6 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 花5
  • 花6
  • 花7
  • 実2
  • 蕾2
  • 葉2
  • 葉3
  • 変化型
  • 変異型

ワニグチソウ-全体

丈は20-40cmほど。葉は上半分に集まって付きます。
(2015.5 千葉市)

ワニグチソウ-全体

下半分に葉は付かない。
(2011.5 千葉市)

ワニグチソウ-全体3

(2018.5 千葉市)


ワニグチソウ-花

花柄には苞が2枚付き、挟まれるように花が2個付きます。
(2010.5 千葉市)

ワニグチソウ-花2

花は先端部以外、花被片は合着していて、花柱は花冠から飛び出します。
奥に見えるのが雄しべの葯。(2014.5 千葉市)

ワニグチソウ-花3

苞から短い柄を伸ばして花が付いています。
(2014.5 千葉市)

ワニグチソウ-花4

花糸は8割ほどが花被に合着、離生部は扁平に拡がります。
(2018.5 千葉市)

ワニグチソウ-花5

(2018.5 千葉市)


ワニグチソウ-花6

花糸離生部には粒状の突起が密生。
(2018.5 千葉市)

ワニグチソウ-花7

子房や花糸は無毛。
(2018.5 千葉市)

ワニグチソウ-実

写真のものは苞が3つありますが、花が3つ付いたイレギュラーなもの。
結実しなかったものが基部に黒く残っていた。(2016.6 東京都高尾山)

ワニグチソウ-実2

8月の様子。苞に収まりきれない大きさでナルコユリの果実などより一回り大きい。大きくなった果実の苞は見られなかったが、不稔の花の苞は残っていた。(2017.8 千葉市)

ワニグチソウ-蕾

苞が開き始めた状態。
(2013.4 千葉市)

ワニグチソウ-蕾2

苞が開いても蕾はまだ小さいまま。
(2013.4 千葉市)

ワニグチソウ-実

(2017.6 千葉市)


ワニグチソウ-葉

葉は倒卵状の楕円形。先が短くツンと尖っています。
(2010.5 千葉市)

ワニグチソウ-葉2

葉裏。四角枠を拡大・・・next・・・
(2016.4 千葉市)

ワニグチソウ-葉3

数羅は平滑、突起は見られませんでした。が、希に少し見られることもあるようです。
(2018.4 千葉市)

ワニグチソウ-変化1
「タカオワニグチソウ」的な苞の姿をしているもの。苞は確かに平開していますが、
普通のワニグチソウと思われます。タカオ・・・の苞は幅が狭く長く伸びます。
葉も被針形で、ナルコユリ同様、上部の葉腋ごとに花を付けます。(2014.5 千葉県)

ワニグチソウ変異-花

苞が小花柄の基部に2つ、花の基部に1つ付くもの。種子による増殖が確認され、形状が
維持されているため、変異としました。 詳細はこちらから・・・ (2014.5 千葉市B)