ヤマハタザオ Arabis hirsuta

2022.5.11 更新

ヤマハタザオ

分類
アブラナ科 ヤマハタザオ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-7月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
よく見掛けるハタザオで、全体的に毛が多く見られ、やや白っぽく見えます。
丈は30-90cm、根生葉は長楕円状のヘラ形、先端は鈍頭、縁に波状の鋸歯が見られ短柄があり両面に星状毛が見られます。茎葉には柄がなく、茎をしっかり抱きます。茎は特に下部に毛が多く、ごく希に分枝することもある。
花はまばらな総状に付き、花弁は3-6mm、果実は2-6cmの線形で茎に沿う。
良く似たハタザオは最下部を除き茎も茎葉も無毛、茎葉の基部は矢尻形になって茎を抱きます。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
ハタザオ : 茎葉に星状毛や二股毛がない。茎は白粉を帯びるが下部を除いて毛はない。
撮影地
2017.5 茨城県城里町  他

ヤマハタザオ

野山で最も普通に見られるハタザオ。ひょろっとして50-60cmほどになります。 (2016.5 千葉市)


ヤマハタザオ

花はやや間欠的に総状に付きます。花弁は3-6mm。 (2017.5 茨城県城里町 / 2014.5 千葉市)


ヤマハタザオ

根生葉はふつう長楕円状のヘラ形でもう少し大きな鋸歯があり、ロゼット状に付きます。 (2016.4 千葉市)