タテヤマキンバイ

top
バラ科 Rosaceae
茎が匍匐する矮性低木。ミヤマキンバイなどより早い時期から咲き始めます。
葉は3小葉からなり、小葉は1-1.5cmで3-5個の大きな歯牙があり、粗い毛があります。
花は茎の先に複数密に付き、径8mm、花弁は萼に比してごく小さくて目立ちません。萼片は狭卵形、副萼片は線形。

 

2015.2.4 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 葉2

タテヤマキンバイ-全体

花がまだ少ない時期なので、地味な花でもすぐ気づきました。
(2013.6 南ア・小河内岳)

タテヤマキンバイ-全体2

すぐ近くには、芽吹いたばかりのミヤマキンバイがありました。
(2013.6 南ア・小河内岳)

タテヤマキンバイ-全体3
茎は地を匍い、少し立ち上がって先端に花序を付けていました。
葉表には最初、毛が見られましたがやがて脱落するようです。
(2013.6 南ア・小河内岳)

タテヤマキンバイ-花
花は8mmほど。萼に比べて花弁は圧倒的に小さく、
雄しべも雌しべもあまり出っ張らないので花全体が扁平な感じ。
写真は6数性ですが、ふつう5数性。(2013.6 南ア・小河内岳)

タテヤマキンバイ-葉

葉は長い柄があって3小葉からなり、先端は切形でその部分にのみ
鋸歯が見られます。下に見えるのは蕾。(2011.8 北ア・白馬岳)

タテヤマキンバイ-葉2

葉の両面には毛が見られ、柄にも圧毛が見られます。
(2013.6 南ア・小河内岳)