ワレモコウ

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バラ科 Rosaceae
花屋でも売られている野草です。
丈は30-100cm、上部で分枝します。根生葉は奇数羽状複葉で小葉は5-11個で柄があります。小葉は2.5-5cmの楕円形~長楕円形、基部は心形~円形で小葉柄があります。茎葉はやや小さい。
花は茎頂の1-2cmの短い穂状花序に密に付き、上から咲き始めます。花弁はなく、雄しべは萼からほとんど飛び出さない
山地などで雄しべの長いものをミヤマワレモコウと呼びます。

 

2020.10.29 更新
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ワレモコウ-全体2

秋の風情を感じさせる植物の1つ。都市近郊の自然が残る
ちょっとした草原などでも見られます。(2010.11 千葉県・旧成東町)

ワレモコウ-全体2

丈は1mくらいになり、全体が撮影しにくい植物なので、
コンパクトな株を探して撮影しました。(2018.9 長野県 旧・真田町)

ワレモコウ-全体3

(2016.10 千葉県 旧・成東町)


ワレモコウ-全体4

(2020.10 千葉市)


ワレモコウ-全体3
海岸の草地(天然芝)にあったもの。
丈は12-3cmほどのものが多く、花序も小ぶり。風衝地で茎が倒れて葉が地面に拡がるように展開してた。(2013.11 千葉県勝浦市)

ワレモコウ-全体6

こちらも海岸風衝地のもの。丈は20-30cm。
(2020.10 千葉県銚子市)

ワレモコウ-花

2000m近くても、ミヤマワレモコウとは限らない。
花は短いものが多く、上から咲く。(2008.8 長野県湯の丸高原)

ワレモコウ-花3

咲き出したばかりの花の萼は白っぽいことが多い。
(2013.8 千葉市)

ワレモコウ-花3

咲き始めと同時に葯が裂開。
(2020.10 千葉県銚子市)

ワレモコウ-花2

図鑑などでは「雄しべは萼より短い」とありますが、萼と同長くらいでわずかに飛び出すくらいに見えます。(2016.11 千葉市)

ワレモコウ-花5

はじめは内側2枚の萼は始めは白いことが多いようです。
やはり雄しべは萼と同長に見える。(2016.11 千葉県 旧・成東町)

ワレモコウ-花6

花がほぼ全て終わった状態。が、遠目にはわからないので、撮影はごまかせます。
(2020.10 千葉県銚子市)

ワレモコウ-葉

下部の茎葉。奇数羽状複葉で小葉は長楕円形~卵状長楕円形、根生葉より少し小葉の数が少ない。基部に葉状で反り返った托葉が付きます。(2015.8 千葉市)

ワレモコウ-葉2

葉裏。脈上に赤い毛が見られました。
(2016.8 千葉市)

ワレモコウ-茎

茎は無毛。稜が見られました。托葉は半月形で鋸歯が見られました。
(2016.8 千葉市)

ワレモコウ-芽出し

(2020.3 千葉県 旧・成東町)


ワレモコウ-芽出し2

葉柄や軸は赤く、小葉も赤く縁取られていました。
(2014.3 千葉県 旧・成東町)

ワレモコウ-全体4

この花は光を透過しないので、逆光によく浮き上がる。
(2016.11 千葉県 旧・成東町)

ワレモコウ-春

実生の芽出しと思われるもの。
(2019.5 千葉県 旧・成東町)