イヌザクラ Padus buergeriana

2025.6.22 更新

イヌザクラ

分類
バラ科 ウワミズザクラ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-5月 日当たりの良いところ
地域
本州以南
特記
 -
特徴
10-15mほどになる落葉高木。樹皮は横長の皮目があり、老木は細かく割れる。新枝は灰白色。
葉は互生し、5-10cmの長楕円形、先は尾状、浅い鋸歯があり、表面はやや光沢があります。
花は葉の展開後に咲き、5-10cmの総状花序にややまばらに付き、花径5-7mm、花弁はやや反り返る。萼片は平開します。雄しべは花弁より長い。花序を付けた側枝には葉は付かない。
備考
エングラー : バラ科
類似種
ウワミズザクラ : 花序が付く枝に葉が付く。花は8-15mmと本種より大きい。
撮影地
2025.4 千葉市  他

イヌザクラ

花は葉に遅れて咲く。 (2025.4 千葉市)


イヌザクラ

ウワミズザクラに比べると花序に付く花が少しまばらで、やや地味に見える。 (2025.5 千葉市)


イヌザクラ

花序は6-9cmほど、花序の枝には葉は付かない。 (2018.4 千葉市)


イヌザクラ

花弁は5個で反り返り、雄しべは花弁より長い。花柱先端は頭状になる。 (2019.5 千葉市)


イヌザクラ

果実は卵円球形で径8mm、6-7月に朱色→黒紫色に熟す。 (2025.6 千葉市)


イヌザクラ

葉はやや光沢があり、ツルッとした印象。鋸歯は鈍頭~鋭頭。 (2023.4 千葉市)


イヌザクラ

若い幹(写真左)では横長の皮目が目立つが、成木の樹皮(写真右)は暗灰色で皮目は目立ちにくくなる。 (2025.5 千葉市)