オオチチッパベンケイ Hylotelephium sordidum var. oishii

2024.11.2 更新

オオチチッパベンケイ

分類
ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 岩場
地域
福島 茨城
特記
絶滅危惧1B類
特徴
チチッパベンケイの変種で、植物体全体に乳頭状の突起が見られるものです。
丈は10-30cm、茎は斜上するか岩場から真横に伸び、乳頭状突起が密生してザラつきます。葉は互生から3輪生まで様々で多肉、卵形で先は鈍頭~円頭、浅い波状の鋸歯があり、基部は細まって柄状になります。チチッパベンケイに比してあまり灰色を帯びません。
花は茎頂に密な散房状に付き、ふつう5数性、花弁は3.5mmで淡黄緑色、葯はやや淡い赤色、花柄や萼にも突起が密生。
備考
エングラー : ベンケイソウ科
近似種
チチッパベンケイ : 全体に乳頭状突起がない
撮影地
2015.10 茨城県

オオチチッパベンケイ

一見ではチチッパベンケイと大きく変わらない。 (2013.10 茨城県)


オオチチッパベンケイ

萼や花柄には乳頭状突起が見られます。 (2015.10 茨城県)


オオチチッパベンケイ

花序で見られた乳頭状突起。 (2013.10 茨城県)


オオチチッパベンケイ

茎で見られた乳頭状突起。 (2015.10 茨城県)


オオチチッパベンケイ

葉の縁で見られた乳頭状突起。 (2015.10 茨城県)