ヒメフウロ Geranium robertianum

2025.4.17 更新

ヒメフウロ

分類
フウロソウ科 フウロソウ属
植生環境
在来 : 山地の石灰岩地
外来由来 : 里の道ばた。草地
開花時期
4-6月
地域
在来 : 滋賀・岐阜・三重・剣山
外来由来 : 全国
特記
 -
特徴
丈は20-60cm、全体に粘ります。葉は2-7cmで3全裂し小葉は1-2回羽状深裂します。両面に伏毛が見られます。
花は葉腋から伸びた柄に2つ付き、径1-1.5cm、萼には腺毛があり、柄にも見られます。
本来は西日本の石灰岩地のみに自生しますが、海外から園芸用として移入したものが多数逸出しており、都市部などで普通に見られます。
備考
エングラー : フウロソウ科
類似種
ヤサカフウロ : 花は径7-10mm、裂開前の葯は黄色、茎葉は鳥足状5小葉で小葉は卵形、裂片の先は鈍頭。
撮影地
2010.4 千葉市

ヒメフウロ

集落の石垣沿いに沢山咲いていました。 このあたりは石灰岩地に近い所ですが、写真のものは外来由来と思われます。 (2010.6 岩手県久慈市)


ヒメフウロ

花弁には2本の濃いピンク色の線が入ります。花柄や萼、茎などにも腺毛が混じります。萼には長毛と短い腺毛が見られました。 (2016.5 岩手県久慈市 / 2010.4 千葉市)


ヒメフウロ

葉は3全裂し、小葉は羽状に1-2回裂けます。単純毛と腺毛がある。茎も同様。 (2010.4 千葉市)


ヒメフウロ

茎や葉柄などに長毛と腺毛がある。 (2016.5 岩手県久慈市)