シオガマギク / シロシオガマ / ウスベニシオガマ

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 ハマウツボ科 Orobanchaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
丈は25-60cm、葉は下部は対生、上部では互生し4-9cmの狭卵形で先は尖り、重鋸歯があり、基部は切形で短柄に続きます。
花は茎の上部に付くやや大型の苞の腋につき、花冠長さ2cm、やや傾いたような印象で付きます。上唇は三日月状に曲がって先が尖り、下唇は斜めに拡がります。
白花はシロシオガマ、淡色はウスベニシオガマと呼びます。
変種のトモエシオガマは花が先端に集まり、葉の幅が広い。

注: 広義にはミカワシオガマ、ビロードシオガマ、トモエシオガマ等が含まれます

 

2017.10.22 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 葉2
  • 葉3
  • ウスベニシオガマ
  • 同2
  • シロシオガマ

シオガマギク-全体

花は葉腋に付き、先端だけには集まりません。
(2013.8 秋田県真昼山地)

シオガマギク-全体2

咲き始めの状態。蕾が葉腋に1つずつ付いていました。
(2014.9 宮城県丸森町)

シオガマギク-花

上唇は嘴状、下唇は斜め~横向きに付きます。
(2017.9 静岡県金時山)

シオガマギク-葉

葉はトモエシオガマより細く、狭卵形~狭い披針形。重鋸歯があり、
下部の葉には柄があります。(2014.9 宮城県丸森町)

シオガマギク-葉2

葉表には微毛が見られました。この個体は重鋸歯が不明瞭。
(2015.7 山形県月山)

シオガマギク-葉3

葉裏。光の当て方が悪くて見にくいですが、表より少し長い毛が全面に見られました。
(2015.7 山形県月山)

シオガマギク-茎

茎は無毛。稜が見られました。葉腋に蕾と側枝の芽が付いています。
(2014.9 宮城県丸森町)

ウスベニシオガマ-全体

(2015.7 山形県月山)


ウスベニシオガマ-花

(2015.7 山形県月山)


シロシオガマ-全体

普通のシオガマギクの群れの中に、2株だけ白花がありました。
(2013.8 長野県白馬村)