タチコゴメグサ

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 ハマウツボ科 Orobanchaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
高原などで見られるコゴメグサ。
丈は15-30cm、茎はよく分枝し、曲がった毛が見られます。葉は6-10mmの卵円形、先の尖った鋸歯があり、基部は円形で柄はありません。
花は葉腋に1つずつ付き、ミヤマコゴメグサなどと比べると小さくて長さ6-7mm下唇は上唇とほぼ同長。上唇には紫条、下唇は3裂で中央に黄斑が見られます。萼の先も尖ります。

 

2018.9.14 更新
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  • 葉3

タチコゴメグサ-全体

よく分枝します。
(2016.8 長野県北八ヶ岳)

タチコゴメグサ-全体2

写真では少し大きく見えますが、花も小さいので、これで15cmくらい。
(2018.9 長野県 旧・真田町)

タチコゴメグサ-全体3

(2014.9 長野県高ボッチ山)


タチコゴメグサ-全体4

葉が密に付き、花はその間から首を出すように咲きます。
(2008.9 群馬県赤城山)

タチコゴメグサ-花

花はミヤマコゴメグサ等から比べると半分程度。
萼の上裂片の先端も尖ります。(2016.8 長野県北八ヶ岳)

タチコゴメグサ-花2

萼は4裂ですが、上下側(1)の裂け方は深く、1/2まで、左右側(2)は浅い。
ミヤマコゴメグサの仲間は全て1/2まで裂ける。(2016.8 長野県北八ヶ岳)

タチコゴメグサ-花2

(2014.9 長野県高ボッチ山)


タチコゴメグサ-葉

葉の先端は芒状に尖ります。
(2010.8 長野県霧ヶ峰)

タチコゴメグサ-葉2

(2014.7 長野県高ボッチ山)


タチコゴメグサ-葉3

葉脈上に毛は見られませんでした。
(2016.8 長野県北八ヶ岳)

タチコゴメグサ-茎

茎には屈毛が密生。
(2014.9 長野県高ボッチ山)