コイワウチワ / シロバナイワウチワ

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イワウメ科 Diapensiaceae
オオイワウチワの変種で関東地方の山地を中心に、よく群生しています。
丈は5-15cm、細い茎が地を匍って、先端に葉が束生し、葉は革質で光沢があり、広円形、他のイワウチワより小さくて長さ1.8-3.5cm、幅2-4cmで横幅が長さより少し長く、基部は心形になります。
花はオオイワウチワと同じで径2.5-3cm、花冠5裂で先が浅く細かく裂け、雄しべ5、仮雄しべ5は短い。
白花はシロバナイワウチワと呼ぶ。
同形で葉が大きいものは基準変種・オオイワウチワ、葉が大きく、基部が円形~くさび型のものはトクワカソウと呼びます。
なお、本種をイワウチワと呼ぶ場合もあります。

 

2015.3.15 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • シロバナイワウチワ
  • 同・花

コイワウチワ-全体2

見事というよりものすごい群生地でした。
(2013.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-全体

色は最初濃く、次第に薄くなるようです。
(2013.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-花

雄しべは5個
(2013.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-花2

萼は5枚あり、その下から花柄にかけて、苞が3枚付きます。
(2013.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-花3

花冠の奥に仮雄しべと思われるものが5個、隙間なく収まっています。
(2014.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-葉

葉は円形で基部はやや心形。よく似たトクワカソウは円形~くさび形。
(2013.4 茨城県高萩市)

コイワウチワ-葉2

葉裏。表ほど脈が浮き出ていませんでした。葉は楯状に付く。
(2014.4 茨城県高萩市)

シロバナイワウチワ

(f. albiflora) 写真で見ると、わずかにピンクがかっているようにも見えますが、
「白花」にしてしまいました。(2013.4 茨城県高萩市)

シロバナイワウチワ-花

(2013.4 茨城県高萩市)