ジロボウエンゴサク

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ケシ科 Papaveraceae
ムラサキケマンとともに里に咲くケマンソウ。
丈は10-20cm、根生する葉は2回3出複葉で長柄があり、小葉は更に2-3裂します。ます。柄のある茎葉はふつう2枚。
花は12-22mmで茎頂に付き、春の他のケマンソウより少なめ。花色はふつう、淡赤紫色ですが、多少変化があります。苞はふつう卵形で全縁ですが、裂けるものもあります。果実は線形。

 

2023.3.10 更新
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ジロボウエンゴサク-全体

丈は10-20cmほど。里等にふつうにあり、よく群生します。
(2013.4 千葉市)

ジロボウエンゴサク-全体2

ちなみに、タロボウはすみれ(タチツボスミレ?)のことだそうで、
子供たちの遊び道具となるほど当たり前にあった花。(2018.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク-全体3

(2013.4 千葉市)


ジロボウエンゴサク-全体4

よく群生するので紛らわしいですが、1つの株に付くのは数個の根生葉と異なる場所から出る1本の花茎。花茎にはふつう2枚の葉が付く。(2014.4 茨城県 旧・水海道市)

ジロボウエンゴサク

(2023.3 千葉市)


ジロボウエンゴサク-花

花はムラサキケマンとほぼ同じ大きさ。
(2023.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク-花2

距に繋がるのは上側の花弁。下側の花弁は関わらない。すでに萼は落ちています。
(2014.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク-花3

下側の花弁。アップで写しても境界部分はわかりにくい。
1は右側花弁、2は上側花弁と思う。3は花柄。(2016.4 千葉市)

ジロボウエンゴサク-花3

中央に見えるのは、上下に合わさった2枚の花弁。
(2014.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク-花5

苞はふつう、卵形で全縁。
(2016.4 千葉市)

ジロボウエンゴサク-花6

苞は普通全縁ですが、2-3裂するものも見られました。
(2012.4 千葉市)

ジロボウエンゴサク-蕾

苞に包まれていた花が出てきたところ。萼は早落すると言われますが、
この段階で既に落ちているようです。(2014.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク

開花少し前。
(2023.3 千葉市)

ジロボウエンゴサク-実

(2016.4 千葉市)


ジロボウエンゴサク-葉

葉は2-3回3出複葉。斑が入るものが多い。
(2023.2 千葉市)

ジロボウエンゴサク-葉2

根生する葉。2回3出複葉で小葉は2-3深裂。早春期なので赤味がありました。
他のエンゴサク同様、小葉の形には変化が多い。(2017.2 千葉市)

ジロボウエンゴサク-芽出し

日当たりの良い場所は2月中旬頃、林内の明るい所は3月上旬頃に
芽を出していました。(2014.3 千葉市)