ナガミノツルキケマン Corydalis raddeana

2022.10.4 更新

ナガミノツルキケマン

分類
ケシ科 キケマン属
植生環境
山地
開花時期
7-9月 林内 林縁
地域
北海道 本州 九州
特記
 -
特徴
ツルキケマンと似ていますが、独立種。
丈は~1.2m、葉は2-3回3出複葉で、小葉はさらに深裂します。
花は濃黄色で15-20mm、花序が長く伸びます。苞は幅が狭く小型で2-5mm、果実はツルキケマンより細く、基部が細まった広線形で種子は1列に並びます。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
ツルキケマン : 花序はあまり伸びず、花色は白に近い黄色。果実は長楕円形で2列に並ぶ。苞は大きい。
撮影地
2018.9 長野県上田市  他

ナガミノツルキケマン

花序が長間伸び、花も多数付きます。 (2022.10 栃木県大田原市)


ナガミノツルキケマン

花色は黄色~山吹色 (2006.9 長野県信濃町)


ナガミノツルキケマン

苞は小さく、花柄と同長か少し長い程度で、花は隠れません。よく似たツルキケマンは苞が花柄の2倍以上あり、花の一部を隠します。 (2018.9 長野県上田市)


ナガミノツルキケマン

種子は鞘の中で1列に並びます。形も細長く、多くは赤い斑が入ります。よく似たツルキケマンは種子が2列に並び、幅が1.5-2倍ほど広く、赤い斑は入らない。 (2018.9 長野県上田市)