ツルキケマン Corydalis ochotensis


ツルキケマン

分類
ケシ科 キケマン属
植生環境
山地
開花時期
7-9月 林内
地域
岩手 秋田 宮城 福島 栃木  群馬 長野 静岡
特記
絶滅危惧1B類
特徴
夏から初秋に見られるケマンソウです。
丈は1m、葉は2-3回3出複葉で、小葉はさらに深裂し、最終裂片は長楕円形~倒卵形で10-15mm。
花は15-20mmでふつう淡黄色、花数はあまり多くなく10個以下、苞は広卵形~卵形でナガミノツルキケマンより大きい。果実は長卵形で種子が2列に並ぶのがわかりやすいポイント。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
ナガミノツルキケマン : 花序は長く伸び、花色は濃黄色。果実は広線形でしばしば赤身を帯びる。苞は小さい。
ヤマキケマン : 果実が著しく蛇行する 花期は5-7月
撮影地
2018.9 長野県  他

ツルキケマン

花数も少なく、花序も伸びず、色も目立たちにくいケマンソウ。 (2016.8 栃木県)


ツルキケマン

花色は白に近い淡い黄色、花序はあまり伸びず、花数はせいぜい10個まで。 (2018.9 長野県)


ツルキケマン

ナガミノツルキケマンに比して、苞が花柄より遙かに長く、2倍以上あって花の一部が隠れます。ナガミノツルキケマンは苞が花柄と同長程度しかないので、ほとんど隠れない。 (2018.9 千葉市)


ツルキケマン

ナガミノツルキケマンより幅が広くて倒長卵形。 中に種子が2列になって入ります。ふつう赤い斑は入らない。 (2018.9 長野県)