ヤマキケマン Corydalis ophiocarpa

2022.5.31 更新

ヤマキケマン

分類
ケシ科 キケマン属
植生環境
山地
開花時期
5-7月 半日陰の岩上 石灰岩地に多い
地域
関東~中国・四国
特記
 -
特徴
果実が著しく蛇行するのが特徴。
丈は40-80cm、葉は多くはやや青白く、10-15cmの卵形~狭卵形で羽状に2回ほど裂け、小葉は卵形でさらに欠刻状に裂けます。
花は10-30cmの総状花序に多数付き、長さ8-13mm、緑色を帯びた淡黄色で内側花弁の先は紫色。苞は線形。 果実は著しく蛇行する。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
ミヤマキケマン : 花色は黄色、果実は線形 花期は4-5月
ツルキケマン : 花序はあまり伸びず、果実は長卵形で2列に並ぶ 花期は7-9月
撮影地
2019.6 長野県茅野市  他

ヤマキケマン

石灰岩地ではなく、火山岩の岩場で見られました。葉はあまり茂る感じではなく、ひょろっとした感じ。大きな株では基部から複数茎が立ち上がっていました。丈が大きくなると、やや倒れて斜上気味になるものも見られました。 (2022.5 長野県佐久市)


ヤマキケマン

花序は10-30cmと長く伸びます。下部に縮れて見えるものが果実。 (2019.6 長野県茅野市)


ヤマキケマン

花は1cmほどとミヤマキケマンなどより小さく、距は短い。花色もはるかに淡い。先端が紫色を帯びます。 (2019.6 長野県茅野市)


ヤマキケマン

果実は著しく蛇行してぐにゃぐにゃ。 (2019.6 長野県茅野市)