ミヤマキケマン Corydalis pallida var. tenuis


ミヤマキケマン

分類
ケシ科 キケマン属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 日当たりの良いところ
地域
青森~近畿・山陰 四国
特記
 -
特徴
フウロキケマンの変種で茎が太くがっしりしていて、花が密で数も多いものです。
丈は20-45cm、葉は1-2回羽状複葉でさらに深裂し、小葉には欠刻があります。
花は茎頂に密に多数付き、20-23mmで鮮やかな黄色。果実は線形、種子は横から見て円形、円錐状の突起がある。
備考
エングラー : ケシ科
類似種
フウロケマン : 花序は長さ2-5cm、花はふつう8個以下。
エゾキケマン : 外観は本種とほぼ同じで見分け困難。種子は横から見て卵形で突起はない。
ヤマキケマン : 果実が著しく蛇行する
キケマン : 海岸付近に多く、葉は2-3回3出複葉、小葉は欠刻状に深裂。上下の花弁の先端部に紫斑がある。
撮影地
2016.4 長野県辰野町  他

ミヤマキケマン

関東・東北の山地で見る春の黄色いケマンソウはほとんどが本種。写真は咲き始めの状態。丈が伸びる前から咲き始めます。 (2009.4 山梨県甲州市)


ミヤマキケマン

林道上に群生していたもの。 (2016.4 長野県辰野町)


ミヤマキケマン

花序は3-10cmとやや長く、花は密に付き20-23mmほど、果実は線形で著しく数珠状。 (2016.4 東京都高尾山)