イソギク Chrysanthemum pacificum

2024.10.8 更新

イソギク

分類
キク科 キク属
植生環境
海岸
開花時期
10-12月 岩場
地域
千葉県銚子~静岡県御前崎 他、各地に逸失
特記
 -
特徴
菊人形によく使われる菊で、非常によく栽培されているため、実際は全国各地で見られます。
丈は30-40cm、茎は叢生し、葉は倒披針形から倒卵形で先が浅く浅裂し、葉裏は綿毛が密生して白い。
頭花は散房状に多数付き、径5mm、舌状花はありません。総苞は半球形で総苞片は3裂、中・内片は卵形、外片は三角状で綿毛が見られます。
備考
エングラー : キク科
類似種
ハナイソギク : 本種とイエギクとの交雑種で、白い、時に黄色い舌状花が見られます。
撮影地
2016.11 千葉県銚子市  他

イソギク

静岡県御前崎~千葉県銚子市の海岸の岩場が本来の自生地ですが、広く菊人形に用いられるため、各地で逸失が見られる。 (2016.11 千葉県館山市)


イソギク

舌状花はありません。総苞は半球形、総包中・内片は卵形、外片は三角状で3列。綿毛が見られます。 (2016.11 千葉県館山市)


イソギク

葉は倒披針形~倒卵形で先が浅裂しますが、目立たないものもある。葉表には、最初毛が若干見られますがやがて脱落し無毛。葉の側面まで綿毛が密生するので、白い縁取りになります。 (2013.11 千葉県銚子市)


イソギク

葉裏や木質化していない茎は綿毛に覆われていて真白。 (2013.11 千葉県いすみ市)