ミヤマアキノキリンソウ Solidago virgaurea subsp. leiocarpa
(品種) キリガミネアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

分類
キク科 アキノキリンソウ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
8-9月 草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
アキノキリンソウの近縁亜種で、頭花が大きく12-15mm、特に筒状花の数が多いのが特徴です。
普通、丈は15-40cmで、標高に低い所では、丈が50cm以上になることもあります。茎葉は卵形で翼のある柄があり、上部では披針形で無柄。
総苞は鐘形で総苞片は3列。
湿原にあって節間が長く、葉が線状披針形ものはキリガミネアキノキリンソウと呼ばれます。
備考
エングラー : キク科
類似種
アキノキリンソウ : 頭花がやや小さく、総苞は狭筒型、筒状花が少ない。
ハマアキノキリンソウ : 丈が10-20cmで葉に厚みがある。房総~伊豆の海岸近くで見られる。
撮影地
2011.8 北ア・白馬岳  他

ミヤマアキノキリンソウ

丈は小型のものが多いですが、必ずしもそうとは限らない。湿原などでは1m近くなる。 (2008.7 北ア・白馬岳)


ミヤマアキノキリンソウ

アキノキリンソウに比して筒状花が多く、頭花が僅かに大きい。総苞片は鐘形で片は3列。 (2007.8 北ア・穂高岳)


ミヤマアキノキリンソウ

根生葉は卵形、茎葉は卵形~狭卵形でいずれにも柄に狭い翼がある。上部は披針形。 (2009.8 木曽駒が岳)


(品種) キリガミネアキノキリンソウ f. paludosa

キリガミネアキノキリンソウ

高層湿原にあって葉が線状披針形のものは、キリガミネアキノキリンソウと呼ばれます。 (2017.9 長野県霧ヶ峰)