アキノキリンソウ Solidago virgaurea subsp. asiatica var. asiatica

アキノキリンソウ

分類
キク科 アキノキリンソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
8-11月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
夏の終わり頃からよく見られる花です。
丈は35-80cm、茎の上部には短毛が見られます。根生葉は花期には見られません。下部の茎葉は7-9cmの卵形~卵状長楕円形で翼のある柄があり、先の尖った鋸歯が少数あります。上部の葉は長楕円状披針形で無柄。
頭花は茎頂に総状、又は散房状に多数付き、径12-14mm、総苞は狭鐘形で3-6mm、片は4列。
備考
エングラー : キク科
類似種
オオアキノキリンソウ : 茎が太く、下部の葉は広卵形、花が密に付く。東北北部以北の海岸で見られる。
ミヤマアキノキリンソウ
: 頭花が大きく、筒状花が多くて総苞の幅がやや広い。
ハマアキノキリンソウ : ミヤマアキノキリンソウの変異で、丈が10-20cmで葉に厚みがある。房総~伊豆の海岸近くで見られる。
撮影地
2014.10 新潟県十日町  他

アキノキリンソウ

山地の日当たりの良い草地や林縁で見られることが多いですが、本来ならば里近くの田んぼの周囲などでも見られるはず。 (2014.8 岩手県岩手山)


アキノキリンソウ

花は茎頂に総状や散房状に付き、径12-14mm。 (2015.8 長野県霧ヶ峰)


アキノキリンソウ

総苞は狭筒形、片は4列。 (2014.10 新潟県十日町市)


アキノキリンソウ

茎葉は卵形~卵状長楕円形で基部は柄の翼に繋がる。 (2015.7 秋田県八幡平)