サワオグルマ Tephroseris pierotii

サワオグルマ

分類
キク科 コウリンカ属
植生環境
開花時期
4-6月 湿地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
里の湿地などで見られます。
丈は50-80cm、葉や茎にクモ毛が多い。根生葉はロゼット状で多数あり、12-25cmのヘラ形、浅い鋸歯があり、柄があって、はじめクモ毛が密に見られます。茎葉は卵状披針形で茎を抱きます。
頭花は茎頂に散房状に6-30個付き、径3.5-5cm。蕾は茎や茎葉とともにクモ毛に包まれて出てきます。
備考
エングラー : キク科
類似種
オカオグルマ : 頭花は径2cm、中部以上の茎葉は目立たない。
撮影地
2017.4 千葉市  他

サワオグルマ

湿原などで見られることの多い植物だが、近所では休耕田で増え続けて、近年では田植え前の耕作田でも見られることがある。 (2017.4 千葉市)


サワオグルマ

頭花は6-30個が総状・・・やや散房状、散状に付き、径3.5-5cm。 (2017.4 千葉市)


サワオグルマ

総苞は鐘形、片は1列。 (2017.4 千葉市)


サワオグルマ

茎葉は卵状披針形。最初、くも毛が見られ、白っぽく見えます。葉裏には葉表よりもクモ毛が多い。 (2011.4 山梨県山中湖村)


サワオグルマ

放棄された田んぼのヨシ原で群れる姿。かなり繁殖力の強い植物であることがわかる。 (2017.4 千葉市)