アズマギク Erigeron thunbergii subsp. thunbergii
 (型) ソナレアズマギク

アズマギク

分類
キク科 ムカシヨモギ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
4-6月 草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
ミヤマアズマギクに対して冠毛が長く褐色なのが特長。
丈は10-37cm、茎には軟毛が多い。根生葉は2-3cmのへら形で円頭、全縁、ロゼット状に付きます。無花茎の根生葉は大きい。茎葉は1-3cmの狭長楕円形~線形で縁に軟毛があります。
頭花は茎頂に1つ付き、径3-3.5cm、舌状花は3列、総苞は半球形で総苞片は3列で軟毛が見られます。冠毛は5mmで褐色を帯びます。
ほとんど無毛に近い海岸性のソナレアズマギクと呼ぶものもあります。
備考
エングラー : キク科
類似種
ミヤマアズマギク : 冠毛が2.5-3.5mmで汚白色。他は本種とほぼ同じ。花期の区別は難しい。
撮影地
2013.5 青森県つがる市  他

アズマギク

海岸や里に多いアズマギク。ミヤマアズマギクに比して毛の量が多い傾向にはありますが、海岸などには無毛に近い型(ソナレアズマギク)もあり、花期にミヤマアズマギクと見分けるのは難しい。 (2016.4 青森県八戸市)


アズマギク

花冠は径3-3.5cm、総苞は半球形で片は3列、ふつうは毛が多くてわかりにくい。(2010.5 青森県八甲田山)


アズマギク

冠毛は淡褐色で長さ5mm。ミヤマアズマギクはもっと白くて短い。(2017.5 青森県つがる市)


アズマギク

ソナレアズマギクとも呼ばれる北地の海岸で見られるもの。全体に毛が少なく、葉に光沢があって茎がしっかりしている。 (2016.4 青森県八戸市)


(型) ソナレアズマギク・・・海岸風衝地型

アズマギク

ソナレアズマギクとも呼ばれる北地の海岸で見られるもの。全体に毛が少なく、葉に光沢があって茎がしっかりしている。茎や葉、総苞の毛も少ない。分類上は分けない。なお、掲載の写真は同所的にあるムツアズマギクではない。 (2008.6 青森県東通村)