コセンダングサ Bidens pilosa var. pilosa
(型) アイノコセンダングサ

2023.11.5 更新

コセンダングサ

分類
キク科 センダングサ属
植生環境
開花時期
9-10月 湿り気のあるところ
地域
外来種 (中南米原産)
特記
 -
特徴
丈は0.5-1.2m、葉は上部では互生、中間部以下では対生で12-19cmの羽状全裂で頂小葉が少し大きく、披針形で先が尖ります。
頭花は舌状花がありませんが、白くて少し肥大化した筒状花が少し混じることがあります。総苞片は草質でヘラ形で1列、少し開出し、その内側に膜質の鱗片があります。
コシロノセンダングサとの中間型をアイノコセンダングサと呼ぶが分けない。
付記
本種の単葉形ではないかと思われるものを別掲しています。参考までにご覧ください。
備考
エングラー : キク科
類似種
コシロノセンダングサ : 白い舌状花がある。
センダングサ : 舌状花は黄色。
撮影地
2014.9 千葉市

コセンダングサ

アメリカセンダングサとならび、よく目にします。丈は1m以上になります。 (2014.9 千葉市)


コセンダングサ

普通、舌状花はありませんが、筒状花の一部が白く大きくなったものが混ざることがあります。 (2016.9 千葉市)


コセンダングサ

総包外片は上部が開出し、内片は開出せず、縁が白くなるものが多いようです。時に少数の筒状花が白色になることもあるが、小さくてあまり目立たない。 (2014.9 千葉市)


コセンダングサ

種子は線形で4稜がある。上部には基部が膨らんだ上向きに開出した剛毛が見られた。芒は2-4個、下向きの刺がある。見るからに服などに付着しやすい構造だとわかる。 (2018.11 千葉市産)


コセンダングサ

葉は羽状全裂、または3全裂。 (2006.9 千葉市)


(型) アイノコセンダングサ (var. intermedia = synonym)

コセンダングサ

コシロノセンダングサとコセンダングサの交雑種ともいわれる型で、白く見えるのは舌状花ではなく、筒状花が変化したもの。 同一種内でもあり、変化は連続的で、近年はコセンダングサに含める見解になっている。 (2014.10 千葉県山武市)