コセンダングサ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は0.5-1.2m、葉は上部では互生、中間部以下では対生で12-19cmの羽状全裂で頂小葉が少し大きく、披針形で先が尖ります。
頭花は舌状花がありませんが、白くて少し肥大化した筒状花が少し混じることがあります。総苞片は草質でヘラ形で1列、少し開出し、その内側に膜質の鱗片があります。
白い舌状花が見られるものはコシロノセンダングサと呼ばれます。

 2015年以前は要注意外来生物に指定されていましたが、新たに作成された生態系被害防止外来種には指定されませんでした。

 

2021.9.17 更新
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  • 葉2
  • 葉3
  • 比較
  • 比較2

コセンダングサ-全体

稲刈り後、田んぼのまわりでよく見られます。
(2014.9 千葉市)

コセンダングサ-全体2

大きくなると1m以上になります。
(2014.9 千葉市)

コセンダングサ-全体3

農地脇では丈が2mの達するものが時々見られます。肥料のおすそ分けが
あったのかも・・・。(2021.9 千葉市)

コセンダングサ-花

普通、舌状花はありません。
(2006.9 千葉市)

コセンダングサ-花2

総包外片は上部が開出し、内片は開出せず、縁が白くなるものが多いようです。
頭花の下に付いているものは苞。(2014.9 千葉市)

コセンダングサ-花3

若干外側の筒状花が白くなるものがあります。もう少し大きいものはアイノコセンダングサとも呼ばれるが、分類上は本種に含める。(2015.10 千葉市)

コセンダングサ-実

未熟な状態。短い筒形になります。
(2015.10 千葉市)

コセンダングサ-実2

短い剛毛があり、これが衣服に引っかかる。4稜が見られます。芒は2-4個。
コシロノセンダングサもほぼ同じ。(2015.10 千葉市)

コセンダングサ-葉

葉は羽状全裂、または3全裂。
(2006.9 千葉市)

コセンダングサ-葉2

葉表。脈上と縁、葉軸の毛が目立ちますが、葉面の毛は目立たず、微細。
(2014.9 千葉市)

コセンダングサ-葉3

葉裏の葉軸、葉脈の毛が目立ち、裏面全体にも毛が見られます。
(2014.9 千葉市)

コセンダングサ-茎

(2014.9 千葉市)


コバノセンダングサ-比較

左から・・・アメリカセンダングサコバノセンダングサ、本種。
本種とコバノセンダングサは似ていますが・・・。(2018.11 千葉市)

コバノセンダングサ-比較2

左:コバノセンダングサ、右:本種。本種は果実には毛があり、先端の芒は2-3個で長い。
なお、コシロノセンダングサとの決定的差異は見当たらなかった。(2018.11 千葉市)