アオモリアザミ (オオノアザミ) Cirsium aomorense

2024.9.19 更新

アオモリアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
海岸 里 山地 亜高山
開花時期
8-9月 草地
地域
北海道  北東北
特記
 -
特徴
別名オオノアザミ。ノハラアザミに似ており、以前は亜種とされていました。東北北部ではよく見られます。
丈は0.2-1m、茎にはクモ毛が多い。根生葉は花期にも残り、無毛、長さ20-60cmと大きく、羽状に深裂します。茎葉はまばらで小さく、基部は茎を抱きます。
頭花は長く伸びた花茎の先に1-3個上向きに付き、頭花の基部に苞葉が付く。総苞は広筒状鐘形、総苞片は11-12列で先端が刺となって斜開、時に圧着します。腺体がなく粘りません。
備考
エングラー : キク科
類似種
ノハラアザミ : 根生葉は草質で光沢はなく、中肋に沿って白斑や赤みを帯びたりする。総苞は鐘形で少し細い。
撮影地
2012.8 青森県中泊町  他

アオモリアザミ

青森県内ではよく見られるアザミ。ノハラアザミにも似るが、遠目ではノアザミのようにも見える。 (2014.8 青森県六ケ所村)


アオモリアザミ

花は上向き。総苞は広筒状鐘形、やや下ふくれのような感じ。総苞片は多くは斜上しますが、圧着するものもあるようです。 (2011.10 秋田県鹿角市)


アオモリアザミ

茎葉は羽状深裂し、茎を抱きます。 (2014.9 青森市)


アオモリアザミ

根生葉は花期でも見られます。写真は花期前のものだが、この状態を保ったまま花茎(矢印)が上がってくる。 (2015.7 青森県十和田市)