ノアザミ Cirsium japonicum
(品種) シロバナノアザミ / (型) シオカゼノアザミ

2024.5.18 更新

ノアザミ

分類
キク科 アザミ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-8月 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
5月頃から咲き始める最もポピュラーなアザミの1つ。
丈は50-10cm、茎や葉に毛が多く見られ、根生葉は羽状中裂し、花期も残ります。茎葉はやや小さく、羽状中~深裂、刺が多く、基部は茎を抱きます。
頭花は上向きで径4-5cm、総苞は紫色で球形、総苞片は6-7列で外片が短く、開出せず、よく粘ります。
白花はシロバナノアザミと呼ぶ。海岸風衝地型をシオカゼノアザミと呼ぶがふつう分けない。
備考
エングラー : キク科
類似種
ノハラアザミ : 総苞片11-12列、斜上開出する。ふつう腺体はなく粘らない。
撮影地
2014.5 千葉市  他

ノアザミ

関東の里では一番早く、春も5月頃から見られるアザミ。 (2024.5 千葉市)

ノアザミ

総苞片は開出しません。腺体は線形でよく発達し、粘ります。 (2024.5 千葉市)

ノアザミ

根生葉き花期にも見られます。 (2015.5 千葉市)


ノアザミ

茎や茎葉の裏面脈上に白毛が密にあり、葉表にもある。 (2017.4 千葉県山武市)


(品種) シロバナノアザミ f. leucanthum

シロバナノアザミ

白花品 (2007.5 千葉市)


(型) シオカゼノアザミ (C. japonicum var. maritimum = synonym)

シロバナノアザミ

海岸にあって葉に光沢と厚みがあり、より刺々しい。丈の50cm程度まで。海岸風衝地型。 (2010.4 千葉県銚子市)