コウヤボウキ Pertya scandens

2024.10.8 更新

コウヤボウキ

分類
キク科 コウヤボウキ属
植生環境
山地
開花時期
9-10月 林内 林縁
地域
関東以西
特記
 -
特徴
高野山の箒として実際に使われていたことで有名な低木。
丈は0.6-1m、1年目の枝には卵形の葉が数枚互生しますが、2年目の枝に付く葉はそれより細く3-5枚が束生します。
頭花は1年目の枝先に付き、長さ15mmほどで10-13個の小花からなります。総苞は鐘形、片は7列、先は鋭頭。
備考
エングラー : キク科
類似種
ナガバノコウヤボウキ : 2年目の束生した葉の先に頭花が付く。花期も早い。
撮影地
2012.10 東京都高尾山  他

コウヤボウキ

頭花は1年目の枝先に1つ付きます。 (2020.11 千葉県睦沢町)


コウヤボウキ

頭花に小花は10-13個、花冠の先は反り返ったりまるまったりします。総苞は鐘形で片は7列、先は鋭頭、内片が長い。 (2008.10 東京都高尾山)


コウヤボウキ

このあたりでは年を跨いで果実が見られた。  (2020.1 千葉県南房総市)


コウヤボウキ

1年目の枝に付く葉は卵形で毛が見られますが、 花期の頃には抜け落ちてしまうことも多い。葉裏には白くやや長い伏毛が多く見られました。 (2017.6 千葉県市原市)