アキノハハコグサ Pseudognaphalium hypoleucum

2024.10.4 更新

アキノハハコグサ

分類
キク科 ハハコグサ属
植生環境
里 山地
開花時期
9-11月 草地
地域
本州以南
特記
絶滅危惧1B類
特徴
その名のとおり、秋に咲くハハコグサ。
丈は30-80cm、上部でよく分枝します。葉は4-5cmの狭披針形で先は尖り基部は茎を抱きます。葉裏には綿毛が多くて白いが、葉表は緑色。
頭花は茎頂に散房状に付き、ハハコグサより少しばらつく。総苞は球状の鐘形で長さ4mm、総苞片は5列で淡黄色。
付記
ハハコグサの終盤は頭花の柄が伸びてややまばらに見えることが多く、誤認しやすい。
備考
エングラー : キク科
類似種
ハハコグサ : 丈は~40cmくらいまで。茎の中間部では分枝しない。花序はまとまる。
撮影地
2017.10 長野県

アキノハハコグサ

丈は~80cmにもなる。上部で多くの長い枝を分けるのがわかりやすい特徴。 (2017.10 長野県)


アキノハハコグサ

よく分枝し、多数の頭花を付ける。頭花はハハコグサより少し大きい。 (2017.10 長野県)


アキノハハコグサ

頭花はハハコグサとよく似ていますが、少しバラ付きます。総苞片は5列と聞く。図鑑等には開花後に片は開出との記述もあるが、わずかに開く程度。 (2017.10 長野県)


アキノハハコグサ

葉の基部はハハコグサより少し深く茎を抱きます。葉や茎には綿毛の他に腺毛が多く見られ、ベタついていました。 (2017.10 長野県)