ヒメムカシヨモギ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
高さは1-2mにもなり、いかにも、夏の「雑草」らしい風情です。
茎には粗く開出する毛が見られます。茎葉は3-10cmの線形で縁にはまばらな鋸歯があり、両面に粗い毛が見られます。根生葉はへら形でやや大きな鋸歯が見られます。
頭花は円錐状に多数付きますが、複総状に見えることも多い。頭花の径は3mm、総苞は筒形、総苞片は線形で3-5列、舌状花は小さいが、ふつうに目視できます

 2015年以前は要注意外来生物に指定されていましたが、新たに作成された生態系被害防止外来種には指定されませんでした。

 

2016.8.12 更新
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ヒメムカシヨモギ-全体

この時期、どこにでも見られる雑草。河原や比較的新しい造成地などで
一面に見られることも珍しくない。(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-全体2

咲き始めのシルエット。
(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-全体3
咲き始めの状態。上部で沢山の枝を分け、更に分枝して沢山の花を付けます。
花序のシルエットは縦長の扇状になり、円錐型になるオオアレチノギク
雰囲気が異なります。(2014.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-全体4

(2016.7 千葉市)


ヒメムカシヨモギ-花

舌状花は小さいが、はっきり確認出来ます。
(2014.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-花2

頭花は径3mmほど。
(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-花3

総苞はやや長めの筒形で、総苞片は3-5列。
(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-葉

葉は線形。縁毛が見られますが、先端部は寝ていて目立たないことが多い。
(2014.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-葉2

葉表。明るい緑色をしていて、脈に微毛があり、縁毛が見られます。
写真は先端部で寝ている。(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-葉3

葉裏。脈に毛があり、まばらに葉裏面にも見られました。
(2016.8 千葉市)

ヒメムカシヨモギ-茎

見にくいですが、中央縦に茎があります。開出する長毛がありますが、
ややまばらで密ではない。(2016.8 千葉市)