ナンブアザミ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
東北地方や新潟県などでよく見るアザミ。
丈は1-2m、時にそれ以上、茎葉は20-30cmの楕円状披針形で、全縁~欠刻状の歯牙~羽状中裂とバリエーションがあります。基部は茎を抱かない。花期には根生葉はありません。
頭花は枝先に多数、下向きに咲き、径2.5-3cm、総苞は鐘形で少し粘り、総苞片は7列前後、開出して反り返ります。
頭花が上向きに咲くものは、キタカミアザミとして分けられます。

.上段は「日本の野生植物」掲載の学名、下段はY-listのもの

 

2017.9.27 更新
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ナンブアザミ-全体

丈が2mくらいにもなる大きなアザミ。
(2015.8 岩手県 旧・滝沢村)

ナンブアザミ-全体2

(2015.8 岩手県 旧・滝沢村)


ナンブアザミ-全体3

(2017.9 新潟県 旧・松之山町)


ナンブアザミ-全体4

葉が裂けないもの。
(2008.10 箱根湿性花園) <植栽>

ナンブアザミ-花

総苞は筒型で、総苞片は7列、反り返ります。
(2007.9 長野県白馬村)

ナンブアザミ-花2

総苞中・内片に腺体が見られましたが、わかりずらい写真になってしまいました。
(2017.9 岩手県 旧・沢内村)

ナンブアザミ-葉

葉は楕円状披針形。鋸歯状のものから羽状中裂するものまで様々。
茎は抱きません。(2015.8 岩手県 旧・滝沢村)

ナンブアザミ-茎

葉は茎を抱かない。
(2015.8 青森県 旧・滝沢村)

従来のナンブアザミの学名 Cirsium nipponicum は新学説ではキタカミアザミとなりました。

新たに付与された学名 Cirsium tonense はかなり以前にトネアザミに付けられたものです。

トネアザミは本種のstnonym との見解になりましたので、それを用いたようです。

詳しくはタイアザミのページの「トネアザミについて」タブをご覧ください。