トガヒゴタイ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
東北北部の日本海側低山・低地のトウヒレン。
丈は50-100cm、葉は広卵形~卵形、柄には狭い翼があり、そのまま茎の翼に続きます。根生葉は卵形で花期にも残ります。
頭花は散房状に付き、総苞にクモ毛が多く見られ、白っぽく見えます。総苞片が細長く開出します。

 

2016.12.26 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 茎2
  • 茎3
  • <戸賀>全体
  • 同-花
  • 同-葉
  • <深浦>全体
  • 同-葉

トガヒゴタイ-全体

9月中旬、やっと開花している花に出会えました。が、この時期、本家の男鹿のものは、
花はほぼ終わっていました。(2014.9 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-全体2

未開花ですが、葉がまだ痛んでいないこの時期のほうが
全体の姿が綺麗なので載せました。(2014.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-蕾

花は散房状に多数付きます。総苞だけでなく、頭花の柄や茎にも微毛があり、白っぽい。
(2014.9 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-花2

総苞にはクモ毛が多い。総苞片は7-8列のようです。
(2015.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-蕾

(2014.8 青森県 旧・三厩村)


トガヒゴタイ-葉

下部の葉は広卵形~卵形。やや厚く、光沢が見られます。基部は切形~浅い矢尻形。
柄には翼が見られます。(2014.9 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-葉2

葉の翼の縁や葉裏脈上に微毛が見られました。
(2014.6 青森県 旧・岩崎村)

トガヒゴタイ-葉3

上部の葉は小さく、狭卵形。表面に微毛が残っていました。
(2014.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-葉4

右の葉は根生葉。花期でも見られました。円形に近い広卵形で基部は深い心形、
長柄があり、やや楯状に付いていました。(2014.9 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-茎

よく成長した株の下部の葉柄には狭い翼があり、そのまま茎に沿下して
茎の翼に続いていました。(2014.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-茎

葉の翼がそのまま茎に沿下する様子
(2015.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-茎3

上部では茎に目立った翼は見られない。
(2012.8 青森県 旧・三厩村)

トガヒゴタイ-全体3

基準地の戸賀周辺のもの。照葉樹林内にあった。
(2016.8 秋田県男鹿市)

トガヒゴタイ-花3

(2016.8 秋田県男鹿市)


トガヒゴタイ-葉5

(2016.8 秋田県男鹿市)


フカウラトウヒレン-参考
<暫定> フカウラトウヒレンの標本地から10kmほど北にあったもの。
ここは海岸に面した崖地の草地帯で樹木はない。
向陽地のためか、茎も葉もしっかりしている。(2016.8 青森県深浦町)

フカウラトウヒレン-参考2

参考1の下部の葉。翼の発達具合は個体差が大きく、よくわからない。
(2016.8 青森県深浦町 B)