サワヒヨドリ / (型) ミツバサワヒヨドリ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
湿原など、湿った所で見られます。
丈は40-90cm、全体に縮れた毛が多い。葉は6-12cmの披針形で柄はなく、葉裏に腺点が見られます。
頭花は枝先に密な散房状に付き、小花は5個、総苞は長さ4-5mmで総苞片は2列10枚。
葉が3深裂するものがあり、ミツバサワヒヨドリと呼ばれますが、分類上は本種に含まれます。

 

2019.5.5 更新
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  • ミツバサワヒヨドリ
  • 同・葉

サワヒヨドリ-全体

痩せた湿原などに多いので、あまり分枝しないものが多い。
(2018.9 長野県軽井沢町)

サワヒヨドリ-全体2

放棄田など条件が良いと、分枝してこのような姿になり、丈も1m弱になります。
(2010.9 千葉県・旧成東町)

サワヒヨドリ-全体3

(2018.9 長野県軽井沢町)


サワヒヨドリ-花

(2013.10 青森県八戸市)


サワヒヨドリ-花2

この頭花に小花は5個、花冠は浅く5裂し、花柱は2裂して長く伸びています。
(2014.10 千葉市)

サワヒヨドリ-花

頭花は密に付いています。
(2014.7 山形県遊佐町)

サワヒヨドリ-花4

(2018.9 長野県軽井沢町)


サワヒヨドリ-葉

葉は披針形で柄はありません。茎が赤いものが多い。
(2014.9 千葉市)

サワヒヨドリ-葉2

多少変則的な裂け方。良く見られます。
(2018.9 長野県軽井沢町)

サワヒヨドリ-葉2

葉裏には腺点が密生。
(2013.10 青森県八戸市)

サワヒヨドリ-葉4

葉表。裏面同様、腺点が見られ、微毛も多く見られました。
(2014.9 千葉市)

サワヒヨドリ-茎

茎には縮毛が見られます。
(2014.9 千葉市)

サワヒヨドリ-春

(2019.5 千葉県 旧・成東町)


サワヒヨドリ-海岸

海岸の断崖にあったもの。葉が厚く茎もがっしりとしていましたが、ハマサワヒヨドリ
ように矮小化せず、湿原で見るものの範疇程度でした。(2014.7 山形県遊佐町)

サワヒヨドリ-海岸

葉に厚みがあるので葉脈がくっきりと浮き上がっている以外は変わりない。
茎の毛が目立ちますが、バラツキの範疇。(2014.7 山形県遊佐町)

ミツバサワヒヨドリ

ミツバサワヒヨドリと呼ばれる型。従来はf. trisectifolium と分けられていましたが、
最近はサワヒヨドリと同じものとされています。(2014.9 青森県八戸市)


3全裂する以外はサワヒヨドリと同じ。写真のものは毛がやや多い。
(2009.8 尾瀬)