オクウスギタンポポ

top
キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
近畿、中国四国地方で見られるキビシロタンポポと長野県周辺に分布するシナノタンポポの交雑に由来すると言われる5倍体タンポポ。
頭花の外側に並ぶ舌状花の花弁の色が薄くて淡い黄色、中心付近はふつうの黄色の小花が並ぶタンポポです。総苞の外片は卵形、先が尖り、縁にやや毛が見られます。外片は内片の1/2程度。
なお、ウスギタンポポと呼ばれたものは多くは誤解釈によるもので、本種と同じもの。(学名表参照)
ウスジロタンポポとも似ていますが、ウスジロタンポポはカントウタンポポの品種で総苞片にある突起が明瞭。外片も狭卵形。

 

2016.4.29 更新
  • 全体(宮城)
  • 花2
  • 花3
  • 全体(茨城・参考)
  • 花2

オクウスギタンポポ-全体

一角だけ、花色の薄いタンポポが群れていて、10m位手前で気づきました。
(2016.4 宮城県七ヶ浜町)

オクウスギタンポポ-花

(2016.4 宮城県七ヶ浜町)


オクウスギタンポポ-花2

総苞外片は卵形で縁に毛が見られます。内片は外片の2倍。
(2016.4 宮城県七ヶ浜町)

オクウスギタンポポ-花3

舌状花先端は他のタンポポ同様、5裂。先端は少し黒ずんでいました。
(2016.4 宮城県七ヶ浜町)

オクウスギタンポポ-全体

一角だけ、花色の薄いタンポポが群れていました。
ウスジロタンポポかとも思いましたが・・・。(2008.4 筑波山)

オクウスギタンポポ-花

外側だけが綺麗に色が薄くなっています。他のサイトなどで見てみると、もう少し内側の
舌状花まで白いものが多いように思いました。(2008.4 筑波山)

オクウスギタンポポ-花2
片の先端が赤味を帯び、縁に毛が見られ、突起はとても小さい。総苞の外片は卵形。
本種の基準標本地は福島県いわき市なので茨城にあっても不思議ではないですが、
なんとなく、カントウタンポポとの交雑のような気もする。(2008.4 筑波山)