いずれも外来種で地味な花3種が同所的に自生していたので、比較してみました。
別々に見るとわかりにくく感じますが、並べてみると差異がはっきりわかります。
写真は、同じような成長をしているものの茎の先端部10cmほどを採取して並べたものです。
チチコグサモドキ | タチチチコグサ | ウラジロチチコグサ | |
草丈 | 10-30cm | 15-35cm | 20-70cm |
中間部の茎葉の形 | ヘラ形 | 線形で縦にV字に折れる | 倒披針形 |
茎葉の数 | 普通程度 | 多い | 少ない |
茎葉の葉表の色 | 白黄緑 | 白緑 | 緑 |
茎葉の綿毛 | 表はやや少なく、裏はやや多い | 表裏ともほぼ同量でやや多い | 表はほぼなく、裏はまっ白 |
花期の根生葉 | あるが、消失気味 | あるが、消失気味 | ある |
総苞の綿毛 | 多い | 基部に少し | ほとんどなく、光沢があるように見える |
側枝 | 上部のみ1cm程度 | 葉腋毎に数cm-10cm (成長により差異あり) |
少ない |
茎の堅さ | とても柔らか | やや堅め | やや堅め |
草姿 | 上部は倒れやすい | しっかり上に立ち上がる | やや斜めに立ち上がる |
赤字は生育状態にかかわらず決め手となりやすい特徴