キクザキイチゲ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
萼片が細く繊細で、雪どけの後、最初に咲き出す花の1つです。
丈は10-30cm、茎葉は3輪生し3全裂で小葉は羽状深裂先端は尖ります。茎葉の基部は幅が広く断面がV字状(鞘状的)。根生葉は2回3出複葉。
花は2.5-3cm、花弁に見える萼片は8-13枚で淡紫~白、希に淡ピンク。
アズマイチゲ
と似ていますが、花が一回り小型で、萼の基部が濃い紫色にならないことなどがポイント。

 

2016.4.30 更新
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キクザキイチゲ-全体

葉が赤みを帯びるものも多くあります。
(2008.5 新潟県・旧妙高高原町)

キクザキイチゲ-全体2

かつてシロバナキクザキイチゲと呼ばれていたもの。現在は分けません。
(2012.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-全体3

青みの強いもの。ふつうに見られます。
(2018.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-全体4

紫と白の花が隣り合って見られることも・・・。
(2012.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-全体5

葉の展開を待たずに咲き出したもの。
(2018.4 長野県 旧・戸隠村)

キクザキイチゲ-花

花径は2.5-3cmくらい、花弁に見える萼は8-13枚。
花色は白~青紫までいろいろあります。葯は白い。(2012.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-花2

多数の雄しべ、花柱も多数。
(2015.4 新潟県加茂市)

キクザキイチゲ-花3

柄には毛が見られました。本種も花弁状の萼の基部が少し色づくこともあるようです。
(2012.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-蕾

芽吹く時に茎葉が苞のように蕾を抱え、節の部分でくの字に曲がって出てきます。
地上に出るとすぐ開花が始まるようでした。(2015.4 長野県白馬村)

キクザキイチゲ-実

(2016.4 青森市)


キクザキイチゲ-葉

茎葉は3個が輪生、3全裂で更に深裂し、細かい鋸歯があります。
(2008.5 新潟県・旧妙高高原町)

キクザキイチゲ-葉2

葉の基部の柄は断面がV字形になって幅が広く、希に翼が付く。芽出しの時、
ここで蕾を包んでいた名残。(2014.4 茨城県高萩市)

キクザキイチゲ-葉3

根生葉。2回3出複葉。
(2015.3 東京都高尾山)

キクザキイチゲ-葉4

根生葉。
(2015.4 新潟県加茂市)

キクザキイチゲ-葉5

根生葉。小葉柄となるので葉柄(葉2のタブ)のように幅が広くなることはありません。
(2015.4 新潟県加茂市)

キクザキイチゲ-全体6

カタクリとスプリングエフェメラルのコラボ」。
こんな言葉、文字に書けても口は回らない。(2014.4 新潟県 旧・六日町)

キクザキイチゲ-全体7

周囲の黄色い花はフクジュソウ
(2012.4 長野県白馬村)