ヤチトリカブト

top

キンポウゲ科 Ranunculaceae
花柄や萼の外側に開出毛のあるホソバトリカブトの亜種。
丈は70-150cm、よく分枝し、葉は3中~深裂し、側裂片は2中裂しますが、基準種のホソバトリカブトに比べて裂片がそれほど細くならず、裂け方も単純です。
花は散房状に付き、やや小型、雄しべはふつう無毛、萼と花柄には開出した単純毛と腺毛が多く見られます。

 

2012.2.8 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉・茎

ヤチトリカブト-全体

白馬岳はミヤマトリカブトですが、栂池は本種でした。
(2007.9 栂池)

ヤチトリカブト-全体2

上高地から涸沢にかけて、沢山見られます。林縁ではやや斜上気味でした。
(2007.8 上高地)

ヤチトリカブト-全体3

立山一帯は、ミヤマトリカブトと本種が混在していました。
大日岳東のこのお花畑は本種でした。(2006.8 立山)

ヤチトリカブト-花

雄しべに毛は見られませんでした。
(2007.9 栂池)

ヤチトリカブト-花2

花柄や萼の外側に開出した毛が多く見られます。
(2007.8 穂高岳)

ヤチトリカブト-茎・葉

葉は3中~深裂、裂片はあまり裂けず、鋸歯が綺麗に揃うものが多い。
(2007.9 栂池)

ヤチトリカブト-葉

(2007.8 穂高岳)