バイカモ Ranunculus nipponicus var. submersus

2024.9.12 更新

バイカモ

分類
キンポウゲ科 キンポウゲ属
植生環境
里 山地
開花時期
6-9月 流水の中
地域
北海道 本州
特記
 -
特徴
わき水など、綺麗な水の中にある植物です。
茎は1-2mにもなります。葉は沈水葉のみで2-7cm、3-4回3出複葉で、最終裂片は糸状。托葉は膜質。
花は葉腋から柄を伸ばして付き、径1.5cm、ふつう水上で咲きますが、水中でも咲きます。花弁は5枚で白色、基部は黄色、萼片5、花床に毛が見られます。終わると果実は水中に没します。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
イチョウバイカモ : 浮葉があり、3-5裂してイチョウの葉に似る。
ミシマバイカモ : 浮葉があり、掌状に深裂する。
チトセバイカモ : 托葉、花床、果実に毛がない。
撮影
2015.7 長野県白馬村  他

バイカモ

遊水地など、綺麗な水が緩やかに流れる所を好みます。 (2014.8 長野県白馬村)


バイカモ

花は葉腋に1つ付きます。葉は沈水葉のみで、3-4回3出複葉、最終裂片は糸状。 (2015.7 長野県白馬村)


バイカモ

花は気中で、時に水中でも咲き、径1.5cm、基部は黄色。萼が下に覗いています。


バイカモ

葉は3-4回3出複葉・・・といっても水に濡れてわかりにくい。花は終わると水没して果期を迎える (矢印)。  (2014.8 長野県白馬村)


バイカモ

若い果実を水を切って撮影したもの。果実に毛がある(矢印)。このエリアにはこの毛のないチトセバイカモもありますが、別水系。(2016.8 青森県八甲田山)