バイカオウレン Coptis quinquefolia


バイカオウレン

分類
キンポウゲ科 オウレン属
植生環境
山地上部 亜高山 高山
開花時期
6-8月 針葉樹林内 林縁
地域
中部以北
特記
 -
特徴
主に亜高山帯で見られ、根生する葉が5小葉からなるオウレン。
丈は4-15cm、葉は鳥足状複葉で小葉は5個、広倒卵形で3中~浅裂し、小葉柄はなく、基部はくさび形、やや厚みがあって光沢があります。
花は径1.2-1.8cm、白く見えるものは萼でミツバオウレンよりややふくよかで倒卵形。花弁は内側にあるスプーン状の黄色い小さいもの。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ミツバノバイカオウレン : 葉は3小葉、匍枝は出さない。
撮影
2013.6 南ア・三伏峠  他

バイカオウレン

花の形はミツバノバイカオウレンに似てふくよかですが、葉が5小葉なので区別は容易。亜高山帯の針葉樹の森の、少しジメッとした苔むした岩場などでよく見かけます。 (2016.4 長野県大桑村)


バイカオウレン

花は径1.2-1.8mm、花弁に見える萼は5、花弁は小さなサジ状の淡黄色のもの。 (2016.4 長野県大桑村)


バイカオウレン

葉は鳥足状5小葉で、小葉は浅く裂けています。厚みがあって革質、脈が浮き出ます。 (2016.4 長野県大桑村)