ミツバノバイカオウレン Coptis trifoliolata

2024.9.14 更新

ミツバノバイカオウレン

分類
キンポウゲ科 オウレン属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
5-7月 やや湿った所
地域
中部以北の日本海側
特記
 -
特徴
ミツバオウレンとよく似ていますがバイカオウレンに近い種。
丈は7-15cm程度、葉は3小葉からなり、小葉は幅の広い倒卵形で鋸歯があり、光沢が見られます。
花は花茎に1つずつ付き、花弁に見える萼片もふくよかで広楕円形。花弁は小さく黄色く、花柱はごく短い。花茎は赤みを帯びます。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ミツバオウレン : 萼片は卵状披針形~披針形と本種より細く、花柱が2-3mmと長い。
バイカオウレン : 葉は5小葉、鋸歯が鋭い。匍枝を出す。
撮影
2018.6 山形県鳥海山  他

ミツバノバイカオウレン

雪融けしてまもなく咲き始めます。向陽の湿性草原やツツジ科矮性低木類の縁などで見かけました。  (2015.7 山形県月山)


ミツバノバイカオウレン

花弁に見えるのは萼片でふくよか、多くは5個、時に6個。 花弁はさじ状で舷部が蜜腺になる。裂開前の葯はピンク色。 花柱はミツバオウレンのように伸びない。先は鉤状。 (2018.6 山形県月山)


ミツバノバイカオウレン

果実。種子放出済み。  (2015.7 山形県月山)


ミツバノバイカオウレン

葉は3小葉で光沢があり、小葉は広倒卵形、鋸歯は粗く、小葉の上半分にしかない。 (2015.7 山形県月山)